ダイヤモンドでできた惑星
最新の研究によると、近傍の恒星の周囲を公転している惑星の1つが、ダイヤモンドを豊富に含んでいることがわかったといわれています。
問題の惑星は「かに座55番星e」。大きさが地球の2倍程度。しかも主星からの距離が非常に近く、公転周期はわずか18時間。そのため表面温度は摂氏2150度という高温状態。ところがこのことは惑星にある炭素の存在とあわせて、ダイヤモンドが生成されるのに最適な条件でもあるのです。
ダイヤモンドでできた惑星は、SFの世界でしかなかったものですが、現実にも存在するのかもしれませんね。でもこの惑星があるのは40光年という距離。天文学的にはどちらかといえば近い距離(惑星はみえないけれども主星のほうは肉眼で観察することができる)かもしれないけれども、人類がそこに到達するのは絶対に無理。というか惑星の近くは超高温なのでダイヤモンドを採取することは絶対に無理ということです。
ダイヤモンドでできた惑星というのは夢のある話ですが、やっぱり夢でしかないということです。
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